吐露 あの閉塞された空間より抜け出して 既に何ヶ月も経とうとしているのに 突然やってくる得体の知れない 恐怖 不安 淋しさ じっと堪えるしかないのか 別離が近づきつつあるのか あの悲しき辛さより解放されて 身体の動きは回復しつつあるのに 待っていたように手薬煉をひいて 恐怖を 不安を 寂寥を 至極当然のごとく植え付ける 出立が近づきつつあるのか 現実じゃない いつもいつも 遺された者を演じてきた 君は知らないだろうが 幼き時からいつも 遺された者であり続けた 周りは いつも僕を遺して去っていく いつしか 考えるようになったさ 幼き者にとって 辛い涙の海から逃げ出す方法を 総ての者達が 持ってて当然の幸せ 僕が持ってはいけないことを 僕が笑顔に浸っていても 必ず遺されることを考えていたさ 喜びや楽しみは 長続きしないことを知っていたさ 小さな喜びや楽しみで 充分満足できる自分だったさ 一時の喜びや楽しみで 充分満足できる自分だったさ 幼き時より これは現実じゃないと言い聞かせたさ 心に巣食うオイラ オイラを閉じ込めないでおくれ オイラを包み隠さないでおくれ オイラはココロの中は好きじゃない 人に話しておくれ そしたらオイラは外に出られる ノートに書き止めておくれ そしたらオイラは外に出られる 声を出して涙しておくれ そしたらオイラは外に出られる オイラはココロの中は好きじゃない オイラを閉じ込めないでおくれ オイラを包み隠さないでおくれ あなたのココロを壊す前に オイラを外に出しておくれ